ども、ブログ管理人のX(エックス)です。
新卒で入った会社を2年で辞めて独立してから8年以上経ちます。一応、ご飯は食うことができています。
相変わらずネットでは「脱社畜だ」「フリーランスだ」と騒がしいですが、会社を辞めることのリスクを理解していますか?
「フリーランスになれば稼げる」なんて安易に考えているのなら、会社を辞めるのはNGです。
それはどうしてか?
フリーランスには会社員にはないリスクがあるからです。この記事ではフリーランスのリスクについて詳しく紹介していきます。
フリーランスのリスク
それではフリーランスのリスクについて紹介していきます。
収入0のリスク
まず、フリーランスは仕事が保証されるわけではありません。
エンジニアのような業種であれば、仕事をもらうことができなければ、収入は0です。
アフィリエイトのようなネットビジネスであれば、成果が出なければ収入は0です。
エンジニアのように企業から仕事をもらう場合でも、アフィリエイトのように自分で稼ぐ仕組みを作っていく場合でも、自分でなんとかしなければなりません。
なんとかならなかったら、収入が無くなるだけです。
突然稼げなくなるリスク
フリーランスになって稼げるようになっても、それが長続きする保証はありません。
フリーエンジニアならいきなり案件が終了してしまうことなんてザラにあるし、アフィリエイトでも稼いでいる案件が終了したり単価が下がったりすることがあります。
ちなみに僕はAmazonで中古品物販をやっていますが、2018年の手数料変更によって100万以上は年間の経費が増えました。
2018年にメディア系商品(本・コミック・CDなど)の発送手数料が200円値上げました。僕の店舗ではコミックセットをかなり多く販売していたので、もろに影響を受けたんです。
200円というと大したことないように思うかもしれませんが、仮に年間1,000個売れば、20,0000円(200✕1000)の負担増です。
僕の店舗ではコミックセットやCD/DVDがメインの商材なので、トータルで100万以上は負担が増えました。要するに利益が100万減ったということです。
例えば、サラリーマンの人で年収が100万減ったらどうでしょうか?
会社が嫌いになったり、転職したりする人も出てくるんじゃないかと思います。
フリーランスの世界ではそんなことが普通に起きるんですね。
フリーランスってかなり立場が弱いので取引先の言いなりになることが多いです。
誰も守ってくれないというのはそういうことです。
長時間労働のリスク
フリーランスには安息の時間なんてありません。
よくアフィリエイトやせどりで「週3の作業で月収100万」みたいな情報商材のセールスコピーがありますが、これは嘘です(キッパリ)。
フリーランスは不安定な状況を何とかするために、長時間労働をしている場合がとても多いです。
いつ取引先に切られるかわからない状況なので、リスクを回避するために別の仕事もするということは当然なんですよね。
必然的に労働時間も増えます。
特に独立したての頃は、毎日10時間以上働くのは当たり前です。
健康のリスク
会社員であれば病気やケガで会社を休んでも給料は支払われますが、フリーランスが病気やケガで入院したら、売り上げはどうなってしまうでしょうか?
アフィリエイトなどの売り上げを除けば、入院している間の売り上げは0です。
さらに、長期間働けないとなると、取引先から契約を解除されるなんてこともあります。
取引先からすれば当たり前の話で、いつ切ってもいいようにフリーランスを使っているんです。
信用のリスク
フリーランスって信用がないです。年収1000万のフリーランスよりも年収500万の正社員の方が信用があるんですね。
例えば、クレジットカードを作ったり、ローンを組んだり、部屋を借りたりするときに、信用がないために断られたりすることもあります。
また、ブログやSNSで炎上しているフリーランサーの場合、収入や貯金があっても部屋を借りれなかったりすることもあります。
炎上というのは部屋を貸す側からすればリスクでしかないです。フリーランスになっても謙虚でいることが長く続けるコツです。
モテないリスク
特に男性の場合なんですが、フリーランスってモテないんですね。
年収が1000万くらいじゃ、あんまり相手にしてもらえません。
女性って安定を望んでいるので、年収1000万のフリーランスよりも年収500万の正社員の方が結婚できます。
ぶっちゃけ、フリーランスの年収1000万なんて大したことないですよ。社会保障などを考えると、年収500万の会社員の方が安定しているのは事実です。
友達が減るリスク
長時間労働とも関係がありますが、フリーランスになると友達が減りますね。飲みに誘われても、仕事が忙しくて行けないんです。
フリーランスになると、「自分の時間をどう使ったら収入が増えるのか」ということを考えるようになりとこも友達を減らします。
要するに価値観が変わってしまうんです。
会社員時代は仕事以外の時間を楽しむことばかり考えますが、フリーランスになるとお金を稼ぐことが重要になります。
なので、時間や友人関係もお金基準で考えるようになってしまうこともあるんですね。
それと、ビジネスが上手くいって人手が足りなくなった時に、友達を雇うと友人関係は壊れることが多いです。
どちらにしても、フリーランスは友達が減ることは間違いありません。
フリーランスになってもOKな人
気軽にフリーランスになるのが止めた方が良いんですが、フリーランスになっても大丈夫な人もいます。
それは、会社でエース級の働きをしている人です。こういう人は、フリーランスになっても困りません。
エース級というのはどういう人かというと、他の社員を食わせるくらい仕事ができる人です。会社というのは、めちゃくちゃ仕事ができる人がそうでない人を食わせているという部分があります。
つまり、仕事ができる人の稼ぎをピンはねして仕事ができない人に回しているんです。
だから、仕事ができる人はフリーランスになることで収入がアップする可能性は高いです。逆に、仕事ができない人がフリーランスになっても収入は減るでしょう。
ただし、会社に不満があってフリーランスに憧れる人で、仕事ができる人ってあんまりいないのが現実なんですね。
仕事ができる人は会社から高い評価を受けているので、不満を持つことはないし、独立しようとすることもないです。
別の記事でも書いたんですが、会社に不満がある微妙な人を狙っている人がいます。
オンラインサロンの主催者や情報商材のアフィリエイターです。
「脱社畜しよう」って煽られて会社を辞める前に、この記事で紹介したリスクについて考えてみて欲しいです。
僕はサロンや塾などに入って痛い目にあった人を見てきているので、あえて厳しいことを書いています。
普通の人の独立戦略
仕事ができないわけではないけど、そこそこ普通に働いている人がフリーランスになりたかったらどうすればよいのか?
一番現実的なのは、会社員のまま副業としてアフィリエイトなどをやりながら、上手くいったら独立するという方法です。
僕もアフィリエイトの収入を保険にしてフリーランスになったし、月に数百万を稼いでいるようなスーパーアフィリエイターの人だって、最初は副業としてコツコツと作業をしてきているものです。
月にどのくらい稼げばフリーランスになってもよいかということは、その人の生活費や環境にもよります。
例えば、実家から会社に通っている人は生活費があまりかからないので、月20万くらい副収入があればフリーランスになっても大丈夫でしょう。
結婚していて子供もいるという人は、正直、フリーランスにならない方が良いと思いますが、どうしてもなりたいなら、給料の1.5倍くらいを副業で稼げているなら独立もありです。
会社がブラック過ぎて耐えられないという人の戦略
会社がブラック過ぎる。給料は安いし、残業代も出ない、しかもパワハラが酷い。
中小企業だとこんな会社なんてザラにあります。
だからといっていきなりフリーランスになってはダメです。いきなりフリーランスになっても収入が無くなるだけです。
一番現実的な方法は
- 転職する
- 我慢する
のどちらかです。
「我慢できないからフリーランスになりたい」っていう人は転職しましょう。まずは、転職サイトに登録をするなりして、転職の準備をするのが最優先です。
もし、フリーランスになりたかったら、転職先の会社に勤めながら副業としてアフィリエイトをやりましょう。
会社員のうちにやっておくべきこと
将来フリーランスになるつもりなら、会社員という安定した身分でいられるうちにやっておくべきことがあります。
- クレジットカード作成
- 車やバイクの購入
- 貯金
挙げればたくさんありますが、この3つはやっておいた方が良いです。
まずは、クレジットカードの作成です。フリーランスになると信用がなくなるので、クレジットカードが作れないことがあります。
すでにクレジットカードを持っているなら新たに作る必要はありませんが、持っていないなら会社員の時に作ってしまいましょう。
クレジットカードはJCBやVISAなどいろいろありますが、VISAがオススメです。
次に、車やバイクも会社員の時に購入しておくべきです。地方に住んでいて車やバイクがないとかなり不便になります。
バイクは現金で変えばフリーランスでも問題ないですが、車はローンで購入する場合が多いです。
会社員の方がローンを組みやすいので、会社員の身分のうちに購入しておきましょう。
最後は貯金です。半年分の生活費は貯金しておいた方が良いです。現金はあって困ることはないので、常にある程度は持っておきましょう。
まとめ:会社員+副業が最強
フリーランスのリスクについて紹介しました。
まとめると
- フリーランスにはたくさんリスクがある
- 優秀な人はフリーランスになってもOK
- 普通の人は副業から始めるのがベター
- 会社員の時にやるべきことをやる
になります。
大事なのは2番目の『優秀な人はフリーランスになってもOK』というところです。
ぶっちゃけ、これは事実です。
社内でエース級の活躍をしている人だけ独立しましょう。
サロンに入るのはダメ、絶対。
最後まで読んでくれてありがとうございました。