- これからせどりを始めようと思っている
- せどりを始めたくてネットやYouTubeでいろいろ調べている
- 結局何から始めればよいかわからない
- 仕入れに行ったけど何も仕入れられずに帰ってきた
これってせどり始めたい人あるあるですね。
何となく儲かりそうだからやってみたいけど、実際にに何をしたらよいかわからないという話を、僕は知り合いからよく聞きます。
結局何もせず、そのまませどりをやらないって人もいます。
人ってわからないこと、「あー、もう面倒くさい。別にせどりなんていいやっ!!」って感じで諦めてしまうものです。
昔よりもせどりの環境は厳しくなってきているのは確かなんですが、全然やらないで諦めてしまうのも勿体ない話です。
というわけで、これからせどりを始める人が何をやればよいのかについて書いていきます。
思い切ってせどりのジャンルを決める
せどりをやると決めたら、次にやることはジャンルを決めることです。
初めからオールジャンルでやってしまうと、何からやっていいかわからなくなってしまうので、最初に取り組むジャンルを決めてしまいましょう。
本せどりなのか、家電せどりなのか、玩具せどりなのか、メディアせどりなのか。
ジャンルを決めると、次のような理由から取り組みやすくなります。
- 行く店舗が絞れる
- リサーチする商品も絞れる
- せどりでやることが明確になる
まず、ジャンルを決めることで仕入れ先の店舗が絞られます。
本ならブックオフ、家電・玩具ならオフハウスといった感じです。
できれば、仕入れ先の店舗も決めてしまった方がよいです。
例えば、本ならブックオフだけで仕入れるとか、家電ならオフハウスだけで仕入れるといった感じです。
初心者の人は『絞る』ということがとても重要で、これをすると何をしていいかわからないという悩みから開放されます。
次に店舗での仕入れについてですが、、ジャンルを決めているのでリサーチする商品も限定されてきます。
これは、ジャンルを決めているので当たり前ですよね。
で、これは重要なことなんですが、決めたジャンルの商品以外は全部無視してくださいね。
本を仕入れに行ってDVDのセールやってても、本だけリサーチするようにしてください。
まずは、得意なジャンルを作るっていうのが大事ですから。
いろいろ目移りしないようにがんばりましょう。
そして、店舗と商品を絞ることで、やることがとっても明確になります。
これがかなり大事なことです。
『やることが多い=何からやっていいかわからない』なので、やることが明確になるだけで作業に集中できるようになりますよ。
で、ここいらで、せどりのジャンルについて説明します。
新品か中古かという区分
本とか家電とか決める前に、新品か中古かを決めましょう。
新品と中古品のメリットとデメリットを説明します。
新品
新品は次のような特徴があります。
- 手間がかからない
- 回転が良い
【デメリット】
- 情報収集の必要がある
- 仕入れ単価が高め(=利益率が低め)
メリット2つにデメリット2つです。
まずは、メリットとしては手間がかからないということがあります。仕入れた商品をそのまま出品するだけなので楽チンですね。
次のメリットとしては回転が良いことです。同じ商品で新品と中古をくらべると、新品の方が回転が良い場合が殆どです。
一方、デメリットも2つあります。
1つ目のデメリットとしては、情報収集をしなければならない場合があるということです。
新品はプレミア価格の商品を事前にリサーチした方が稼げます。
ベイブレードなどの人気の玩具はプレミア価格になりやすいので、アマゾンで相場を調べてから仕入れにいくわけです。
現状のせどり環境だとプレミア商品狙いが稼ぎやすいので、事前のリサーチはかなり大事です。
このリサーチを手間だと感じてしまう人にとってはデメリットになります。
2つ目のデメリットは、中古品にくらべて仕入れ単価が高くなってしまうことです。
単純に仕入れ資金が多く必要になるということです。
ただし、新品は回転が早いので、慣れれば仕入れ資金は気にならなくなります。
以上が新品のメリットとデメリットです。
中古
次に中古のメリットとデメリットを説明しますね。
- 仕入れ資金があまりかからない
- リピート仕入れできる
【デメリット】
- 回転があまりよくない
- 手間がかかる
中古品もメリット2つにデメリット2つです。
仕入れ資金・回転・手間については、新品の逆です。
つまり、新品のメリットが中古のデメリットで、新品のデメリットが中古のメリットなんです。
資金・回転・手間以外では、リピート仕入れができるというメリットがあります。
中古品は同じ商品が市場をグルグルと回っているので、同じ商品を仕入れられる可能性が結構あります。
特にコミックセットなんかは同じものを繰り返し仕入れることが多いです。
中古品はリピート仕入れの商品がたくさんあると仕入れがしやすくなり、稼ぎやすくなります。
どっちがいいの?
初心者の人は新品と中古のどちらから始めるのはいいのでしょうか?
これは、せどりに使える資金や時間によります。
まず、資金が少ない人には中古せどりがオススメです。
中でも本せどりは利益率が高く低資金で始められます。
「今さら本せどり?」と思うかもしれませんが、本せどりから出発して、大きく稼いでいるせどらーさんは多いです。
資金が少ない人は本せどりから始めてみてはいかがでしょうか?
次にせどりの時間があまりとれない人ですが、そういう人は新品せどりがオススメです。
新品は検品の手間がかかならいのと、基本的に自己発送はしないので、FBAへ納品するだけでOKです。
つまり、商品を仕入れてダンボールに詰めてアマゾンの倉庫へ送るだけでいいんです。
これなら、時間のない人にもできるのではないでしょうか?
商品ジャンルについて
商品のジャンルについて考えていきます。
せどりで扱う商品としては、本・家電・玩具・メディアなどがあります。
これらの全てのジャンルはきちんと取り組めば稼ぐことができるのですが、初心者の人は1つに絞りましょう。
それでは、各ジャンルについて説明します。
本
本のメリット・デメリットを紹介します。
- 低資金で始められる
- 利益率が高い
【デメリット】
- 利幅が小さい
- 手間がかかる
本のメリットですが、仕入れ資金があまりかからないのと、利益率が高いことです。
108円で仕入れて2000円の利益がでる本なんかも結構あります。
例)ブックオフで108円で仕入れて2800円で販売
仕入れ資金が小さいからこそ、高利益率が出せるのが本せどりなのです。
本せどりにはデメリットがあります。
それは、利幅が小さいことと手間がかかることです。
家電や玩具とくらべると本の販売価格は小さくなりがちです。
なので、利益率は良くても利益額は大きくはなりません。
家電だと1つの商品で5000~10000円の利益なんてのも結構ありますが、本はそこまでの高利益なものはあまりないです。
そして、書き込みがないかのチェックに手間がかかります。
以上が本のメリット・デメリットになります。
家電
家電のメリット・デメリットを紹介します。
- 利益額が大きい
- 商品を覚えやすい
【デメリット】
- サイズが大きい
- 検品が大変
家電のメリットは利幅が大きいことです。
本のところで説明したように、1個で5000円以上の利益がでるものも多いです。
また、商品を覚えやすいというのもメリットです。
家電で仕入れやすいメーカーや商品はそんなに多くないので、利益がでどうな商品を見分けるのが楽です。
ですが、デメリットもあります。
それは、サイズが大きくて検品が大変なことです。
まず、サイズが大型のものが多いです。サイズが大きいとFBAへ納品するときの送料が高くなって、FBA保管手数料も高くなります。
また、検品が大変というデメリットもあります。
中古家電は説明書がないものも多く、付属品や機能を確認するのが面倒な場合もあります。
また、せっかく仕入れても動作不良で返品しなければならないこともあります。
次は玩具をみていきましょう。
玩具
玩具のメリット・デメリットは以下のようになります。
- 回転が良い
- 新品で仕入れやすい
【デメリット】
- 利益率はあまり高くない
- リサーチが必要
玩具は基本的に新品を扱うことが多いです。
中古品を仕入れる場合でも、未使用のプラモデルとかパズルの場合が多いので、基本は新品です。
そんな玩具ですが、回転が良いことと新品で手間がかからないのがメリットです。これらは玩具のメリットというよりも新品のメリットと言えるでしょう。
デメリットですが、新品を扱うので利益率はあまり高くありません。具体的には15~20%になると思います。
そして、プレミア商品を狙う場合はリサーチという手間が必要ですが、ランキング上位のプレミア玩具は量販店などで大量に仕入れができる場合もあるので、手間に見合った利益はでます。
なので、慣れればリサーチはデメリットじゃなくなるかもしれません。
最後はメディアをみていきましょう。
メディア
メディアのメリット・デメリットを紹介します。
- 利益額が高い
- 回転が良い
【デメリット】
- 仕入れ単価が高い
- 再販制度に注意
メディアのメリットは利益額が高いことと回転が早いことです。
特にDVDボックスは販売価格が高く利益の額も大きい傾向があります。
なので、1つの商品で大きく稼ぎたい人はDVDボックスを中心に仕入れてみてはいかがでしょうか。
また、メディア系の商品は回転も良いです。
特に新品の商品はカートさえ取れれば、すぐに売れていきます。
資金を効率よく回していきたい人にはメディアがオススメです。
ただし、デメリットもあります。
それは、仕入れ単価が高いことと再販制度に注意する必要があるということです。
DVDボックスなどは新品・中古に関係なく仕入れ単価が高い傾向があります。
仕入れ単価が5000円以上なんてことは普通なので、資金に余裕がある人じゃないとたくさん仕入れることは難しいでしょう。
また、CDに限った話ですが、再販制度による規制もあります。
アマゾンでの再販制度については、別の記事で説明していますので、興味がある方は読んでみてください。
>>2018年5月31日のメディア(本・CD)規約変更がせどりに与える影響とは?
どのジャンルがオススメなのか?
せどりのジャンルをいろいろと紹介しましたが、どのジャンルがオススメなのか?という疑問はあると思います。
オススメのジャンルについては、せどりをやる人の状況によって変わってきますので、そのことについて説明していきます。
まず、資金のない人は本せどりがオススメです。
仕入れ資金を極力抑えて、そこそこのリターンを得ることができます。
次に副業でやる人には新品の玩具がオススメです。
玩具は回転も良いのですぐ売れます。
利益率はあまり高くなくても、売れれば利益になりますし、売れることでモチベーションが保てますので、せどりを続けられるようになります。
そして、仕入れ資金に余裕がある人はメディアせどりがオススメです。
新品のメディアを扱うことで手間がかからずに、素早く大きく稼ぐことができます。
ただし、メディアは新規出品者は出品できない場合もあるので、事前に出品できるかどうかを調べてから仕入れをしましょう。
また、大きく稼ぎたい人は家電もオススメです。
家電は中古品がメインになってきますが、1つの商品で稼げる額が大きいので、扱う商品の数が少なくてすみます。
先を見据えたジャンルの決め方
初心者の人はジャンルを決めてせどりを始めようという話をさせていただきました。
せどりのジャンル選びは特に正解があるわけではなく、やる人によって正解が違ってきます。
でも、せどりを続けていこうと思うのであれば、先を見据えたジャンル選びが必要になってきます。
- 専業のせどらーになって独立したい
- 中古品のプロフェッショナルになりたい
- せどりのコンサルや塾をやりたい
- 副業として長く稼いでいきたい
専業や中古のプロとしてやっていくのであれば、中古品を極めるのが良さそうです。
コンサルをしたいという人や副業として続けたいという人は、新品をやるのが良さそうです。
目的や夢は人それぞれなので、自分にあったせどりジャンルを選んでみてください。