ブックオフが赤字で「ざまー」とか言っているヤツを黙らせたい

ブックオフってせどりをやっている人からしたら神様みたいな存在じゃないですか?

でも、そんなブックオフ神に向かって「ざまー」とか言っちゃう不届き者がいるんですよね。

そりゃ、ブックオフは赤字かもしれません。

2018年の3月期で9億もの赤字だ出ているみたいです。

ネットの書き込みではいろんな無慈悲な書き込みがありますよね。
「あんなやっすい値段で買い取っっているのに信じられない」
「ブックオフよりメルカリで売ったほうがいいわ~ww」
「値段がつかないと言われた本が1000円で売られていた」

うんうん、わかる、わかる、わか。。。。。

わかるかーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!

ブックオフ神がどれだけ苦労して今までやってきたと思ってるんだ、このボケカスアホ!!!

いや、まじでブックオフの赤字を非難しているヤツって買取ビジネスの大変さが1ミリもわかっていないんだよね。

そんな、情弱でもわかるように古物商Xが解説しちょるわ!

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買取は宣伝費がかかる

大手であっても僕のように零細であっても、買取をするためには宣伝が必要ですね。

僕の場合は、チラシを作ってポスティングしています。

もちろん、自分だけじゃ配りきれないので、外注さんやスタッフさんにお願いしています。

1人だと1日で1000枚程度が限界じゃないでしょうかね。

慣れてくればもっと配れるけど、1人でくばれる枚数って案外少ないんですよね。

だから、自分以外の人にお金を払ってやってもらうわけです。

大手さんだとCMを打ったり、リスティング広告を打ったりといろんな方法で宣伝しますけど、ポスティングに比べると必要な金額の桁が全然違います。

僕の場合は1000枚配れば1~2くらいから連絡をいただけるんですが、実際に買取につながらないこともあります。

CMとかネット広告の効果は僕にはわかりませんが、1人買取のお客さんを獲得するのに数千円~数万円くらいは使っていても不思議じゃないです。

そうやってお金をかけて買取をしても、商品数が少なかったり、良い商品ではなかったりするときもあるわけで、かけた広告費に対してどのくらい効果があるかはケースバイケースになりますよね。

で、そういった広告費を考慮すると、買取金額は控えめになったり、販売価格は強気になったりすることもあるわけです。

例えば、5000円の広告費を投入してGETしたお客さんが100冊の本を売ってくれたとします。

この時点で、1冊あたり50円の広告費がかかっていますよね。

さらに、この100冊を査定して買い取ってクリーニングしてなんてやっていると、1冊あたりの経費はもっとかかってきます。

そんな本をブックオフでは108円とかで売っているんだから儲かるわけないでしょう。

もちろん、新しい本や専門書は高値で販売すると思いますが、買取の8~9割はコミックのはずなので、実際に高値で売れる本を買い取れる可能性ってそんなにないです。

売値100円ちょっとのコミック本を1冊買い取るのに経費が50円以上かかるケースが多いってことだと思います。

買取ビジネスって厳しいでしょう?
(これが言いたかった)

店舗の運営も大変

買取の時の広告費に加えて、店舗運営というのもかなり経費がかかりますね。

光熱費やら人件費やら、いろいろとお金がかかるんです。

そういった費用は販売価格に転換しないといけないので、タダ同然で買い取った本を1000円とかで売っていたりするわけです。

Amazonやヤフオクのように販売手数料のようなものはかからないんですけど、店舗運営とネット通販の販売手数料を比較すると、店舗運営の方が大変だと思いますよ。

店舗運営の費用は固定費になると思うので、ある程度商品が売れれば相対的に経費は小さくなっていくんでしょうけど、現実には思ったように売れないというケースもあるんでしょう。

店舗運営が大変というのは、古本屋さんだけの問題ではないんですけど、そういった経費が商品価格に反映されているという事実は考えておくべきできしょう。

リアルのビジネスって大変でしょう?

それでもブックオフは必要

「儲からないなら潰れてしまえ」という意見もあると思うんですが、それでもブックオフって必要だと思っています。

もちろん、僕がせどりをやっているということもあるんですが、それ以上に地域の古本屋さんとしてみんなの生活の役に立っているんだと思うわけです。

僕はせどりでブックオフに行くんですが、定年したおじいちゃんとかがブックオフで暇つぶしをしていたりしていますからね。

立ち読み客は客としては迷惑かもしれませんが、定年後の高齢者の役には立っていることになりますよね。

まぁ、僕としてもブックオフがあったほうがせどりがはかどるしね。

全国にせどらーがどれだけいるのかは知らないけど、そういった普通とは違うことで飯を食っている人にとってはブックオフは必要な存在なんですよね。

中には迷惑なせどらーもいますけど、それでも生活のために稼がなければならないことは事実なわけで、やっぱりブックオフって神だな~と思うわけです。

これからもたくさん仕入れをしますから、どうかブックオフ神には復活してもらいたいです。

ばいちゃ。

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