一度に大量のダンボールを送りたい時は、ヤマト便が活躍します。ゆうパックや他の運送料金が値上げされている中、ヤマト便は比較的安い料金で送ることができます。
ですが、同じ宛先に同じくらいの荷物を送っても、料金が違う場合があることをご存知でしょうか?
僕は仕事でヤマト便をたくさん利用していますが、○○が違うと料金が半分になることもあります。どうせヤマト便を使うなら安い方が良いですよね?
というわけで、この記事ではヤマト便が安くなる場合について僕の経験をもとに紹介していきます。
こんなに違うヤマト便の発送料金
僕がヤマト便を使って荷物を実際に送った時の領収書を見てみましょう。
まずは料金が安い方です。
次は料金が高い方です。
どうでしょうか?
安い方はダンボール14個で4,548円で、高い方がダンボール13個で8,436円です。ちなみにダンボールは同じサイズのものを利用しています。ダンボール1個の重さも殆ど同じです(25~30kg程度)。
ダンボール1個当たりの料金にすると、安い方は324円で、高い方は648円です。
- 安い方:324円/ダンボール
- 高い方:648円/ダンボール
同じくらいの量のダンボールを同じくらいの個数発送しても、料金には2倍の開きがでています。
これにはある理由があります。
ヤマト便の料金計算方法
ヤマト便は料金計算の方法が決められていて、その計算方法に従って発送料金が計算されます。
まず、総重量というものを計算します。総重量は容積換算重量と実重量を比較した時の重い方になります。容
http://www.kuronekoyamato.co.jp/ytc/customer/send/services/yamatobin/
容積換算重量(kg)=縦(m)×横(m)×高さ(m)×280
例えば、45cm×35cm×30cmのダンボールに25kgの荷物を詰めたとします。
この時、容積換算重量は0.45×0.35×0.3×280=13.23kgとなります。これと実重量の25kgを比べます。13.23<25なので、総重量は25kgとなります。
発送する全てのダンボールに対してこのような料金計算をして、総重量の合計を計算します。
そして、総重量と発送先によって最終的な料金が決まります。当然、発送先が近い方が料金は安くなります。
○○が違うと料金計算も違うことがある
ヤマト便を集荷にきてもらうと、いろいろな担当の人がきます。曜日や時間帯によって担当者が異なるためです。
実は、担当者によっては総重量の計算に大きさ(容積換算重量)の方を使ったり、重さ(実重量)の方を使ったりと、いろいろです。
多分、その人の経験から大きさで計算するべきか重さで計算するべきか判断しているんだと思います。僕のように一度に大量のダンボールを発送する場合は、1個ずつダンボールの大きさや重さを計量していられないのでしょう。中には大きさで料金計算をする人もいるのです。
実際、上記の料金の違いは、総重量の計算方法の違いが原因です。一応、僕は料金の計算方法のことを聞くのですが、大きさで計算している担当者の方が安いです。
ただし、総重量をどのように計算するのかは、担当者の判断なので、重さで計算して料金が高くなったからといって、「ダンボールの大きさでお願いします」とは言えません。あくまでも、たまたま大きさで料金計算しがちな担当者に遭遇した場合の話です。
どうしてこうなるのか?
すでに少し書きましたが、総重量の計算に大きさを使うか重量を使うかは、担当者によって違う可能性もあります。
本来は、 容積換算重量と実重量を測量しての重い方を使わなければならないのでしょうが、忙しかったりして1個ずつ大きさや重さの測量ができない場合は、パッと見で大きさか重さのどちらを使うのか判断しているのだと思われます。
担当者の経験によって、「このくらいの大きさのダンボールから大きさで計算しよう」とか「重さで計算して方が適切っぽいな」とか判断しているんでしょう。
運送業界は人手不足で大変ですが、もしも時間がたっぷりある担当者が集荷に来れば、本来の計算方法で料金が決まることでしょう。
まとめ
ヤマト便での料金の違いについて紹介しました。
基本的に利用者としてはできることはないので、安い方法で計算されたらラッキーくらいの気持ちでいましょう。
決して担当者に「安い方で計算してください」とか言わないようにしましょう。