ブラック企業の社畜を辞めたい人がとるべき戦略

僕のビジネスを手伝ってくれるスタッフにも元々はブラック企業で働いていたという人は結構います。

というか、僕のもとで働いてくれる人なんて、有名大学→一流企業なんて経歴の人はまずいなくて、良くて地方の国立大→地方の有力企業とかです。

つまり、ブラック企業やそれに近い会社で働いてきた人はわりと多いんです。

そんな僕が『ブラック企業の社畜を辞めたい人がとるべき戦略』について書いてみたいと思います。

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ブラック企業の定義

ブラック企業という言葉はかなり一般的になりましたが、その内容は人によってさまざまかもしれません。

でも、特徴を挙げれば

  • 給料が安い
  • 休みが少ない(ない)
  • パワハラがある
  • 長時間労働

などが代表的なものだと思います。

こういったことと働いている人の感じ方によって、「俺の会社ブラックじゃね」って思うんですよね。

ただ、実際には上記の4つ全てに当てはまる会社はあんまりなくて、給料は悪くないけどパワハラが酷い、職場の雰囲気は良いけど給料は悪い、といった良い部分と悪い部分が混在しているのが実態です。

なので、上記の4つの項目に当てはまるものがあって、本人がブラックと感じているならブラック企業と言えるのではないかと僕は思います。

社畜をやる人の心理

ブラック企業で働いている社畜の人は、どうして働き続けるのでしょうか?

ホリエモンさんのように「嫌なら辞めればいい」という人もいますが、どちらかと言うと辞めたくても辞めれないというのが現実です。

社畜といっても会社から給料は貰っているので、ある程度は納得してしまうんですね。

僕が話しを聞いてきて一番多いと感じたのが、「会社の要求に応えられない自分が悪い」という意見でした。

ブラック企業なのに、その会社のやっていることが異常なことだと思わないで、「社会は厳しくて当たり前」みたいな考えを持ってしまうんですね。

加えて、「みんな我慢している」ということを言う人も多いですね。

まぁ、みんな我慢をしているのは事実だと思うので、それ自体は間違っていないと思うんですけど、自分がボロボロになるまで会社に尽くす必要はないかと思います。

それと、中には会社との相性が良くて喜んで働いていたという人もいます。ただし、給料が安かったから転職したみたいですが、社風との相性は抜群という人もいます。

なので、社畜をやる人の心理はさまざまなのですが、まとめると

  • 自分が悪いと思っている
  • 自分も我慢しなければいけないと思っている
  • 社風には合っている(さほどブラックだとは感じていない)

ということになります。

社畜を辞める前に考えること

ブラック企業に勤めているからと言って、すぐに会社を辞めてしまうのはもったいないです。

ブラック企業とはいえ会社に所属しているというのは、社会的なステータスになるし、福利厚生などのメリットもあります。

ブラック企業を辞めたい人は、会社からの給料以外の収入を確保しておくべきでしょう。

もし、副収入がないのなら、どうすれば給料以外で稼ぐことができるかを考えるか、別の会社に転職するのかを決めるべきです。

社畜を辞める前に考えるべきこと

  • 給料以外の収入はあるのか?
  • ないなら、どうやって稼ぐか?あるいは転職するのか?

こういった疑問に自分なりの答が出たなら、具体的に次のステップに進む準備をするべきです。

一番良くないのは、次にどうするのかを決めないまま何となく会社を辞めてしまうことです。

日本では正社員でいることのメリットはかなり大きいので、できるだけ正社員期間中にいろいろな準備をしてから辞めるべきです。

自分で稼ぎたい人がとるべき戦略

会社員なんてウンザリ!!

絶対に独立して自分で稼げるようになりたい!!!

こう思っている人は多いはず。

でも、会社を辞めるのは簡単ですが、独立して自営業者となってお金を稼ぐのは結構大変です。

独立したい人は、まずは自分がやるビジネスを決めましょう。

アフィリエイトでもせどりでもラーメン屋でも何でもいいと思います。

ただし、飲食店や実店舗が必要な小売などは初期費用がかかるので、ブラック企業で搾取されていた人には厳しいかもしれません。

現実的にはアフィリエイトやせどりなどのネットビジネスが最適解になると思います。

アフィリエイト

アフィリエイトというのは、ブログやWebサイトに広告を掲載して、広告がクリックされたり広告を通じて商品が購入されたりすると、収入が得られる仕組みになっています。

僕は新卒で入った会社を2年で辞めていますが、それはアフィリエイト収入があったからできたことです。

アフィリエイトはあまりお金もかからずにそれなりのリターンを生む可能性のあるビジネスです。

個人事業主としてアフィリエイトをやって月収数百万の人も普通にいます。収入が増えて法人化してさらに稼ぐ人もいます。

ただし、誰でも稼げるかというとそう甘くはなく、現実には稼ぐことができずに辞めていく人が大半です。

初心者がブログやWebサイトを作ったとしてもアクセスは殆どないのが普通で、広告を掲載しても見られることがないので、収入には繋がりません。

アフィリエイトで稼ぐには、ライティング・キーワード選定・SEOなどを学んで継続して作業をする必要があります。

正しいやり方でやっても、まともな収入が得られるのは1年後とかになることもあるので、貯金がない人やアフィリエイト以外の収入がない人がやると、全く収入がない期間がしばらく続くことになります。

以上のことを踏まえると、アフィリエイトで独立するために気をつけることは以下のようになります。

  • アフィリエイトは成果が出るまで1年くらいはかかると想定する
  • 1年間は無収入でも生活できるくらい貯金をしておくか、アフィリエイト以外の仕事もする
  • ライティング・キーワード選定・SEOなどについてきちんを学ぶ

せどり

せどりとは元々は古本の転売のことです。中古品を扱うので、古物商の許可が必要になります。

現在ではネットで物の売買が自由にできるようになり、個人でも比較的取り組みやすい商売といえます。

古本以外にも家電や玩具、CDやDVDまで扱うジャンルはたくさんあります。

仕入れ先は古本屋さんやリサイクルショップで、販売先はアマゾンやヤフオクなどが主流となっています。

せどりは在庫を持つ必要があり、稼ぐにはそれなりの仕入れをしなければなりません。

なので、仕入れ資金が必要になるのと、仕入れた商品を保管しておく場所も必要になってきます。

せどりもアフィリエイトと同じように月に数百万稼ぐ人もあて、法人化をして本格的にやっている人もいます。

また、買取をしたり海外から仕入れた商品を販売したりと、せどりという枠を超えて商売をしている人もいます(僕もそうです)。

社畜を辞めてせどりをする人もいますが、中々思うように仕入れができずに辞めていく人も多いです。

せどりは再現性が高いと言われていますが、実際にはノウハウや商品知識や相場観が大事になってきます。

そういった知識・スキルをきちんと身につけることができれば、稼ぎ続けることは十分に可能です。

せどりは、売れる商品を仕入れることさえできれば、後は売るだけで、売った後の入金はアフィリエイトよりも早いです。

アマゾンは2週間に1回の入金だし、ヤフオクなら落札後に口座に振り込まれます。

なので、アフィリエイトよりも収入を得られるまでの期間は短いです。

社畜を続けながらせどりをやった方が良いのかということですが、仕入れに結構お金が必要なことと、一時的とはいえ仕入れた商品を保管する場所が必要ということを考えると、副業向きとは言えません。

せどりは古物商も必要だし、アフィリエイトよりもいろいろとお金がかかります。せどりをやるなら、買取なども考えた上で本格的にやる方が良いでしょう。

以上のことをまとめます。

  • 古物商が必要
  • 仕入れに数十万は必要
  • 仕入れたものを保管する場所も必要
  • 収入を得るまでの期間が短い
  • 副業向きではない

労働系のネットビジネスも考えてみる

アフィリエイトやせどりは自分が事業主となって商売をするタイプのビジネスですが、下請けのようなポジションで仕事を請け負って収入を得る方法もあります。

クラウドソーシングサイトなどを使えば、個人でもできる仕事は見つけられるでしょう。

ただし、こういった仕事は生活に必要な収入を得ることが難しく、本業としてやるには不向きです。

収入が低い上に発注側の言いなりにならなければいけないので、社畜以上にブラックな労働と言えます。

身も蓋もない言い方ですが、クラウドソーシングは受注側ではなく発注側として利用する方が旨味があるといえます。

社畜以上に鬼畜!!サロンには入るな!!

ネット上ではインフルエンサーと自称する人がサロンの勧誘をしています。

サロンとはネット上のコミュニティのことで、サロンに入ることで主催者からいろいろなことを学べるとされています。

きちんと運営されているサロンもありますが、いい加減なサロンも多く、お金を払ってまで入る価値があるか疑わしいものもあります。

中には議論や質問がNGとなっているサロンもあり、サロン生が主催者の教えに少しでも疑問を持とうものなら、すぐに辞めさせられることもあります。

サロンだけでなくネットワークビジネスの塾などもそうですが、こういったコミュニテイは主催者側になれた人だけが得をする仕組みになっているので、近寄るべきではありません。

現実的な社畜の辞め方

いろいろなことを書きましたが、現実的な社畜の辞め方は、アフィリエイトで生活できる程度の収入を稼げるようになってから、会社を辞めることです。

アフィリエイトはグーグルに依存した不安定なビジネスではありますが、一度稼げるブログができれば、そのブログからしばらくは収入を得ることができます。

せどりや他のビジネスはアフィリエイト収入を確保してからやっても遅くありません。

社畜を続けるのは辛いことですが、1年間くらいはアフィリエイトに集中してみて、なんとか脱社畜のキッカケをつかんでほしいです。

「自分で商売とか無理!」な人の戦略

アフィリエイトにしてもせどりにしても、自分で商売すればリスクが生じてきます。

そういうのとはなるべく無縁な人生を送りたいという人は、転職しかありません。

今の会社はブラックでも、会社員自体は嫌ではないという人もいますよね。というか、どっちかというとそういう人の方が多いかもしれません。

そういう人は、転職サイトに登録して転職の準備をしましょう。

会社を辞めてから登録するのではなく、社畜のフリをしてこっそりと転職の準備を進めるべきです。

あるいは、会社都合の退職にすることができれば、失業手当をすぐにもらうことができるので、そうしておいて会社を辞めた後に就活をするのもオススメです。

ただし、会社都合の退職にしてもらうには、会社との関係が良くないと難しいので、誰でもできるわけではありません。

今すぐに脱社畜したい

アフィリエイトで成果が出るまで待てない!!

会社員なんてもうまっぴらごめん!!

こんな人もいると思います。

アフィリエイトで収入を確保してから脱社畜するのが理想ですが、今すぐに辞めたい、というかもう辞めてしまったという人もいるかもしれません。

そういう人は、まずセルフバック(自己アフィリエイト)をやって資金をつくりましょう。

そして、セルフバックで稼いだお金でせどりをやりましょう。

多分これが現実的な方法です。

ただ、やっぱり会社をいきなり辞めてしまうのは全くオススメできないので、社畜をしながら副収入を目指しましょう。

まとめ

社畜を辞めたい人がとるべき戦略について書きました。

ネットビジネスで食べていくからといって、特別なことが必要なわけではなく、必要なスキルを身に着けて作業を繰り返すだけです。

ぶっちゃけネットビジネスは誰でも参入できてしまうので競争率が高く、脱落者も多いです。

それでも頑張りたいという人は社畜を辞めずに一定の収入を稼げるようにしましょう。

では、まとめます。

  • 社畜を辞める前に何をすべきか考えよう
  • 現実的なのはアフィリエイト
  • 社畜を続けながらアフィリエイトをして、稼げるようになったら脱社畜
  • サロンや塾は社畜以上にヤバイからダメ
  • 会社員自体が嫌でなければ転職をしよう
  • 転職活動は社畜をやりながらしよう
  • 会社都合の退職にしてもらえれば転職しやすい
  • すぐに社畜を辞めたい人はセルフバックで資金をためてせどりが現実的(だけど非推奨)

繰り返しますが、社畜という立場をフルに活用して副収入を確保するのが最も賢いやり方です。

1年間は社畜と副業を頑張ってみて、進路はそれから考えましょう。

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