情報商材へ勧誘する手口はどんどん変わってきています。
昔はブログからメルマガへ登録させて、メルマガでセールスをする方法が主流でしたが、今はYouTubeで集客してLINEに登録させるやり方が主流になりつつあります。
この記事では、YouTubeとLINEを使った情報商材の手口を暴露していきます。
そもそも情報商材とは?
昔ならノウハウや成功体験をPDFや動画でパッケージングしたものが情報商材でした。
そして、情報商材を扱うASPはインフォトップなどが中心でした。
でも、今はnoteのような一見すると情報商材のプラットフォームでない場所でも情報商材が売られています。
つまり情報商材のASPで販売されているかどうかで、情報商材かどうかは判断できないということです。
情報商材は販売しているプラットフォームに関わらず次のような特徴があります。
- 稼ぐ系(FX/仮想通貨/アフィリエイト/転売etc…)の商材
- 儲かることを強調してくる
- でも再現性はない
これらは情報商材あるあるですよね。
お金を稼ぎたい人向けに、ノウハウなどを提供するのが情報商材です。
ただし、情報商材は再現性が非常に低く、多くの場合は、稼げるようになりません。
また、情報商材はいろいろな形式があります。
- 動画
- 塾
- コンサル
- note
- ツール
塾やコンサル、note、ツールも情報商材に含まれます。
PDFや動画で提供されるノウハウは、高額塾やコンサルを売るためのキッカケにすぎません。
1~3万くらいのPDFを販売して、その後により高額な数十万の塾やコンサルを販売することが普通なんです。
「1~3万くらいでノウハウを購入するだけならいいか」と軽い気持ちで購入してしまうと、その後にいろいろなセールスを仕掛けられて、中には高額塾やコンサルに入ってしまう人もいるんです。
それと、ツールも情報商材です。もちろん、ゴミツールなので稼げるようにはなりません。
YouTubeをフロントにしてLINEに登録させる
YouTubeにはいろいろな動画はあります。
その中でも情報商材に関係する動画として気をつけた方が良いのは次のような動画です。
- アフィリエイトノウハウ
- 転売ノウハウ
- FXノウハウ
- 有名人とのコラボ
- お金持ちとのコラボ
- 煽り動画
YouTubeでこれらの動画を見かけたら、注意した方がいいです。
その動画の中で解説されているノウハウが正しいものであったとしても、それは情報商材を売るためのステップにすぎません。
それと、よく対談動画とかあるじゃないですか。自称お金持ちの人がインタビュー形式で対談とかするヤツです。
あれは、相手を信用させるための演出です。
信用させてからLINEに登録させて、その後に情報商材を売るんですね。
もちろん、いきなり高額な情報商材を売ったりをしません。
最初は1~3万くらいのものをおすすめして、買ってくれた人にもっと高額な商材を売るんです。
情報商材へ誘導する怪しい動画には必ずといっていいほど、概要欄にLINE登録のリンクがあります。気をつけましょう。
広告動画にも注意しよう
稼ぐ系の動画やマインドセットの動画を広告としてYouTubeに出している投稿者もいます。
これも、目的は一緒です。
広告として出すと一番上に表示されるので、そうやって露出を増やしているわけです。
そういう動画では「僕はこうやって稼いでいます」という内容がされた後に「LINEに登録してください」というお決まりのコースが待っています。
情報商材屋も手を変え品を変えいろいろな方法でアプローチしてくるわけです。
ちょっと変わった動画では稼ぐ系ではなくプログラミングや資格の動画を広告としてアップしている投稿者もいます。
まぁ、これも目的は一緒なので言うまでもないです。
本当に情報商材屋はいろいろ考えますよねぇ…。
メルマガからLINEに変わった理由
昔はメルマガのリストを集めて、ステップメールでセールスをしていくのが普通でした。未だにメルマガをやっている人もいます。
それが、ここ数年でLINEに変わったんです。
LINEに友達登録してもらって、そこで情報商材を売るんです。
LINEってスマホに通知が来るじゃないですか。
メルマガだと読まれないこともあるけど、LINEは相手に通知がいくから、発信した内容が読まれやすいんですよね。
それと、LINEの方がつながっている感があるから、相手をその気にさせやすい。
つまり、LINEの方が相手との距離感が近いから、情報商材を売りやすいんです。
稼ぐノウハウなんて普通は教えません
まず、本当に稼げるノウハウや情報は普通は他人には教えません。
ものすごく成功した起業家がいたとして、自分のノウハウを情報商材として売ったりはしないでしょう。
例えばですが、ZOZOの前澤さんがノウハウを売ったりはしていないでしょう。
当たり前ですよね。
だって、自分のビジネスにきちんと取り組めば儲かるんだから、ノウハウを売る必要なんて全くないんです。
大事なことなのでもう一回言いますが、「本当に稼げるノウハウや情報は普通は他人には教えません」。
noteにも蔓延する情報商材
noteは元々はデジタルコンテンツのプラットフォームなんですが、今では情報商材と思われるものも普通に売られています。
noteは規約で情報商材の販売を禁止していますが、情報商材かどうかの判断が難しいようです。
ざっくり言うと、「消費者庁にGO」や「警察にGO」クラスの記事販売はNGという意味です。そうでない場合はケースバイケース…というのが実情です。つまり「情報商材詐欺」はNGということですね。「1日30分であなたも絶対に月収100万円」みたいなやつです。
noteにおける情報商材について雑感
これはnoteのカスタマーサポートの人の非公式な見解です。
中の人も情報商材の基準については悩んでいるようです。
本格的にヤバイものはNGで、それ以外のグレーなものは黙認といった感じになっているものと思われます。
なので、情報商材屋は情報商材っぽくないタイトルを付けることで目を付けられないようにしているかもしれません。
「○○の稼ぎ方」のようあストレートなタイトルでなくても、例えば、「○○の教科書」とか「○○のテキスト」のようなタイトルで中身は情報商材ということは普通にありえます。
『YouTubeの攻略法』とか『Twitterのフォロワーの増やし方』とか『ブログの運営方法』みたいなものは情報商材の可能性もあるでしょう。
こういった情報はお金を稼ぎましょうという内容につながっている場合が多いから注意が必要です。
noteは運営側の理念は良いと思うんですが、やっぱりもう少し厳しく審査した方がいいと思うんだよね。
このまま情報商材を放置しておくと、noteのブランド価値が下がって、長期的には面倒なことになるんじゃないかと心配です。
「この情報商材は詐欺ですか?」みたいなアホ質問
僕のリアルな体験ですけど、ある飲み会で「○○という教材(情報商材)って詐欺ですか?」って聞かれたことがあります。
「はい??」って感じですよね。
「この人は本物の霊能力者ですか?」って聞いてるのと同じ。
そんなのはみんな詐欺だろって話です。
こういう質問をする人は『本物の情報商材』があると信じているんですよね。そんなのありえないのに…。
情報商材を買う人って、『答え』を教えて欲しいんだと思います。
だけど、商売って自分でやり方を考えて、自分なりの答えを出さないとダメですよね。
自営業者や社長が誰かに「どうすれば儲かりますか?」なんて質問していたらダメでしょう。
お金を稼ぎたいなら自分で試行錯誤してやっていくしかないんです。
何を売っているかより誰が売っているかが大事(情報商材に限った話)
普通は商品の中身はとても大事なんですが、情報商材に限っては、『誰が売っているのか』が大事です。
どんなまともそうな商材でも、情報商材屋っぽい人が売っていたら、買わない方が良いでしょう。
例えば、価格も控えめで、詐欺っぽいくない情報商材を売っていたとしても、絶対に購入しないようにしましょう。
情報商材を買ってしまうことで、情報商材屋のリストに登録されてしまい、スパムのようなメールが鬼のように届くこともありえます。
情報商材をやっている人はネットで調べればわかると思うので、「こいつ怪しい」って思ったらググってみてください。
まとめ:手口は変化し続ける
YouTubeやLINEを使った情報商材屋の手口について説明しました。
この内容は2019年時点での手口なので、新しいSNSやツールが登場すれば、それらを使った勧誘方法もでてくると思います。
でも、基本は同じ。
上手い儲け話なんて世の中にはないんだから、情報商材なんて買わないのが一番です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。